デスクの選び方のポイント

天板のグレード

奥行きが60cmや70cmもある一枚板は、樹種も枚数も限られますので、通常は板の幅の方向(奥行き方向)に何枚かをつないで作ります。 これを「はぎ合わせ」「板矧ぎ」といいます。また同じ一本の丸太から切り出した板を「共木(ともぎ)」といいます。 巾の広い、節の無い「共木」の板を使って、2枚矧ぎ、3枚矧ぎでどんどん作れば楽なのですが、実際はなかなかそういうわけにはいきません。 長さが足りなかったり、巾が足りなかったり、枚数が取れなかったり、厚みがとれなかったり、節のある板、白太の残る板などいろんな板がでてきます。 それらの個性ある板をどのように組み合わせて素敵な作品にするか、こだわればきりのない世界ですので・・・そのこだわりを「天板のグレード」としました。

エコ(ECO) 仕様

違った風合いの板の混在OK、また板矧ぎの枚数なども気にしない。節も大好き。 というような仕様です。資源節約のエコと経済的の意味で「エコ(ECO) 仕様」としました。 思い切った板使いや冒険をすることもありますので、まさに世界でただひとつの個性的で素敵な作品になり、お好み合えば?超お買い得になるかもしれません。 もちろん製作前にお好みをお聞きいたします。完成後写真で見ていただいて、 もしお好みに合わない場合は対応できるようにしたいと思います。 ※少しでもコストを抑えたいということもありますので、引出しの底板などにはシナ合板(F★★★★)を使います。(無垢に変更も可能)

アカエゾマツのデスク
節のある板を大胆に使った。

アカエゾマツの幅広の板の貴重な作品

ブラックウォールナットのこたつテーブル
狭い幅の板や色目は気にせずに実用本位の天板
(ブラックウォールナット※コタツ用天板)

スタンダード(ST)仕様 (STE、ST 、STH1、STH2)

より幅の広い板や節の少ない板を使います。若干の白太、節はOK。4~3枚矧で、共木にあまりこだわらず、木の風合いを楽しむグルッペの標準仕様です。

(STE・・・ややエコ的、 STH1、STH2・・・気持ちハイグレードで少し費用に差をつけています。)

イタヤカエデのデスク
サクラのデスク
クルミのデスク

ハイグレード(HG)仕様)

共木3枚矧ぎや、より貴重な板使いや2枚矧ぎで作ります。脚や引出し全体もこだわります。

クルミのデスク
サクラのデスク
ナラのデスク

スーパーハイグレード(SHG)仕様

一枚板やよりこだわりの2枚矧ぎなど、手持ちの板の最高級の板を使います。引出しの底板までオールクルミ仕様などもあります。

ブラックウォールナットのデスク1枚板
ブラックウォールナットの1枚板の天板
マホガニーの片袖机1枚板
マホガニー1枚板天板の片袖机
イタヤカエデのデスク2枚矧ぎ
イタヤカエデの貴重な2枚矧ぎの天板

「これはST仕様、これはHG仕様」と決まったものではなく・・・

その時の手持ち材料や仕上がり状態に左右されます。エコ仕様しかできない材や、或いは逆にHG仕様しかできない材などいろいろですのでご了承ください。 またECO仕様は悪く、HGの方が良いというものでも決してなく、費用的には板の貴重さによるところも大きいので、完成した状態では多分に好みの問題でもあります。通常はST仕様できっと十分にご満足いただけるものと思っています。ご予算や板のこだわりに応じていろいろご提案できればと思っています。

価格の差

標準仕様を100としますとエコ仕様は90、STE仕様は95 STH1~STH2仕様は105~115 HG仕様は120~150、SHG仕様は150~200位の設定をしています。

 
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